計篇

01-007 地者高下広狭遠近険易死生也

原文比較 地者遠近險易廣狹死生也 独見 地者、高下、廣陜、遠近、險易、死生也 地とは、高地低地(窪地)、広い狭い、遠い近い、険しさ(険阻)易しさ(平地)、死地と生地である。 竹簡 地者高下廣陜遠近險易死生也 地者とは、高下、広狭、遠近、険易...
0
計篇

01-006 天者陰陽寒暑時制也順逆兵勝也

原文比較 独見 天者、陰陽、寒暑、時制也、順逆兵勝也 天とは、陰陽、寒暑、時制なり、順逆すれば兵勝なり 天とは、陰陽、寒暑、時を制することであり、順逆できれば戦は勝てる。 天とは、陰陽の調和、寒暑の循環、時節の移り変わりのことである。この自...
0
計篇

01-005 道者令民與上同意也故可與之死可與之生民弗詭也

原文比較 独見 道者,令民與上同意者也,故可與之死,可與之生,民弗詭也 道とは、民をして上と意を同じく令(し)むることなり。故に之れと死す可く、之れと生く可くして、民は詭(うたが)わざるなり。 道とは、民に上と同じ意志を持たせるものである。...
0

00-000 孫子兵法序

孫子兵法序 日本語訳 魏武注孫子 操聞上古有弧矢之利, 操(私・曹操)が聞いたところによると、太古の昔は弓矢に利があったと、 《論語》曰「足食足兵」, 論語は「食を足りさせ兵を足りさせる」(国民が食料・生活に困らず軍備も十分に)と説く、 《...
0
計篇

01-004 一曰道二曰天三曰地四曰將五曰法

原文比較 独見 一曰道,二曰天,三曰地,四曰將,五曰法。 一に曰く道,二に曰く天,三に曰く地,四に曰く將,五に曰く法。 一つ目は道,二つ目は天,三つ目は地,四つ目は將,五つ目は法。 竹簡 一曰道二曰天三曰地四曰將五曰法 一に曰く道,二に曰く...
0
計篇

01-003 故輕之以五效之以計以索亓請

原文比較 独見 故經之以五、效之以計、以索其情 考察中故に五を以って之を經し、計を以って之を效じ、以て其の情を索む 考察中(案1)ですから五つの事項を理にかなっているか(古典に)照らし合わせ、これらをそれぞれはかりくらべて験証し、そこから実...
0
計篇

01-002 死生之地存亡之道不可不察也

原文比較 独見 死生之地存亡之道不可不察也 死生の地存亡の道察せざるべからざるや 生きるか死ぬかの分かれ目となるとともに本質であり、国の存立または滅亡へと導くのことになるから、その重要性を十分に認識し、慎重に対処しなければならない。 竹簡 ...
0
計篇

01-001 孫子曰兵者國之大事也

原文比較 独見 孫子曰兵者國之大事也 孫子曰く兵は國の大事なり 孫子が説く、軍事というものは領地を守るために大事なことである 竹簡 孫子曰兵者國之大事也 (孫子)曰く兵は國の大事なり 古文孫子 孫子曰兵者國之大事也 孫子曰く兵は國の大事なり...
0
計篇

01-000 計篇(序)

現時点では本編とは直接関係のない宋本十一家注のページです。ここもいずれは書き記すことができればと考えています。 計篇(序) 魏武注孫子 曹操曰:計者、選將、量敵、度地、料卒、遠近、險易、計于廟堂也。 曹操曰く:計者は、選將、敵を量り、地を度...
1
はじめに

はじめに

孫子をこれまで発表された注釈・解釈文献などをもとに、独自の解釈を加えて投稿していきます。 独見(独自解釈)を著すに至った経緯 幾多の注釈・解釈文献が残されていますが、比べてみると底本とする原文に若干の違いがあります。これらの相違は、書き写し...
0