原文比較
独見
道者,令民與上同意者也,故可與之死,可與之生,民弗詭也
道とは、民をして上と意を同じく令(し)むることなり。故に之れと死す可く、之れと生く可くして、民は詭(うたが)わざるなり。
道とは、民に上と同じ意志を持たせるものである。それで彼らも共に死ね、共に生きられる。(上が民意に沿った統治を行えば)民衆は従順になり(上は民からの)反逆を恐れる必要がなくなる
竹簡
道者,令民與上同意者也,故可與之死,可與之生,民弗詭也
道とは、民をして上と意を同じく令むることなり。故に之れと死す可く、之れと生く可くして、民は詭わざるなり。
古文孫子
道者,令民與上同意也,故可與之死,可與之生,而不畏危
道とは、民をして上と意を同じく令むるなり。故に之れと死す可く、之れと生く可くして、而して危険を畏れず。
魏武注孫子
道者,令民與上同意,可與之死,可與之生,而不畏危也
道とは、民をして上と意を同じく令むることなり。故に之れと死す可く、之れと生く可くして、民は詭わざるなり。
道とは、民に上と同じ意志を持たせるものである。それで彼らも共に死ね、共に生きられる。(上が民意に沿った統治を行えば)民衆は従順になり(上は民からの)反逆を恐れる必要がなくなる
道とは、民をして上と意を同じく令むることなり。故に之れと死す可く、之れと生く可くして、民は詭わざるなり。
道とは、民に上と同じ意志を持たせるものである。それで彼らも共に死ね、共に生きられる。(上が民意に沿った統治を行えば)民衆は従順になり(上は民からの)反逆を恐れる必要がなくなる
孫子略解 - 维基文库,自由的图书馆
宋本十一家注
道者,令民與上同意也,故可以與之死,可以與之生,而不畏危
道とは、民をして上と意を同じく令むるなり。故に之れと死す可く、之れと生く可くして、而して危わざらしむるなり。
道とは、民に上と同じ意志を持たせるものである。それで彼らも共に死に、共に生きられる。だから(統治者が民意を体して施策を行えば)危険を恐れなくなる。
道とは、民をして上と意を同じく令むるなり。故に之れと死す可く、之れと生く可くして、而して危わざらしむるなり。
道とは、民に上と同じ意志を持たせるものである。それで彼らも共に死に、共に生きられる。だから(統治者が民意を体して施策を行えば)危険を恐れなくなる。
十一家注孫子 - 中國哲學書電子化計劃
註釈
魏武注孫子
魏武注なし
宋本十一家注
道者,令民與上同意也,
- 張預曰:以恩信道義撫衆,則三軍一心,樂爲其用。《易》曰:「悅以犯難,民忘其死。」
註釈書き下し文
註釈訳文
故可以與之死,可以與之生,而不畏危。
- 曹操曰:危者,危疑也。
曹操が説く:危とは、疑問に思うことである - 李筌曰:危,亡也。以道理衆,人自化之,得其同用,何亡之有?
- 杜牧曰:道者,仁義也。李斯問兵於荀卿,答曰:「彼仁義者,所以修政者也。政修,則民親其上,樂其君,輕爲之死。」復對趙孝成王論兵曰:「百將一心,三軍同力,臣之於君也,下之於上也,若子之事父,弟之事兄,若手臂之捍頭目而覆胸臆也。」如此,始可令與上下同意,死生同致,不畏懼於危疑也。
- 陳皥《註》同杜牧。
- 孟氏曰:一作「人不疑」,謂始終無二志也。一作「人不危」。道,謂道之以政令,齊之以禮教,故能化服士民,與上下同心也。故用兵之妙,以權術爲道。大道廢,而有法;法廢,而有權;權廢,而有勢;勢廢,而有術;術廢,而有數。大道淪替,人情訛僞,非以權數而取之,則不得其欲也。故其權術之道,使民上下同進趨,共愛憎,一利害,故人心歸於德,得人之力,無私之至也。故百萬之衆,其心如一,可與俱同死力動而不至危亡也。臣之於君,下之於上,若子之事父,弟之事兄,若手臂之捍頭目而覆胸臆也。如此,始可與上同意,死生同致,不畏懼於危疑。
- 賈林曰:將能以道爲心,與人同利共患,則士卒服,自然心與上者同也。使士卒懷我如父母,視敵如仇讎者,非道不能也。黃石公云:「得道者昌,失道者亡。」
- 杜佑曰:謂導之以政令,齊之以禮教也。危者,疑也。上有仁施,下能致命也。故與處存亡之難,不畏傾危之敗。若晉陽之圍,沈竈産蛙,人無叛疑心矣。
- 梅堯臣曰:危,戾也。主有道,則政教行;人心同,則危戾去。故主安與安,主危與危。
- 王晳曰:道,謂主有道,能得民心也。夫得民之心者,所以得死力也。得死力者,所以濟患難也。《易》曰:「悅以犯難,民忘其死。」如是,則安畏危難之事乎?
- 張預曰:危,疑也。士卒感恩,死生存亡與上同之,決然無所疑懼。
註釈書き下し文
註釈訳文
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